オーモンド 1883
戦績16戦16勝。3冠馬、セントジェームズパレス、英チャンピョンステークス、デューハーストプレート。母の父は2000ギニーとダービーを勝ったマカロニ。ノド鳴りの持病があったためにアルゼンチンに売られてしまった。受胎率も低くほとんど産駒が残っていない。しかし一年間イギリスで供用されたときの産駒のオームが後継を広げ、現在テディ系としてマイナー血統ではあるがアメリカで後継を繋いでます。サンデーサイレンスの母系もテディ系でダマスカスの近親にあたる。無敗の3冠馬といえばオーモンドとバーラムの名前が浮かびます。この2頭は境遇まで似ています。すぐにアルゼンチンに売られてしまってます。それにもかかわらず後継をつないでいるというところまで同じです。
■オーム 1889
戦績18戦14勝。エクリプスステークス、サセックスステークス、デューハーストステークス、ミドルパークステークス。クラシックは体調をこわしていて出走すら出来なかったようです。セントレジャーは負けました。母はセントサイモンの全姉。ダービー馬は2頭。1899年フライングフォックス、1907年オービー。
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■オービー(1904)7戦4勝。アイルランド産で英ダービーと愛ダービー両方を勝ちました。母系はスルタンのアメリカでの傍流。■グランドパレード(1916)8戦7勝。ダービー、セントジェームズパレス。■ダイオフォン(1921)18戦8勝。2000ギニー、ミドルパークステークス。■ダイオライト(1927)24戦6勝。2000ギニー。ダービー3着。母の父はロックサンド。日本に輸入されてセントライトの父になった。
■ザボス 1910
戦績16戦6勝。スプリンター。母系はブレアソールで母はオーストラリア馬。ザボス系はそれなりに発展はしているのですが、正直血統表ではあまり見かけません。全体的にスプリント血統ではあるようです。ナンソープステークスやジュライカップに勝っている馬が多いです。
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■フライングフォックス 1896
戦績11戦9勝。3冠馬、プリンスオブウェールズステークス、エクリプスステークス。母の父はガロピン。ガロピンの2×3のインブリードがある。
■アジャックス 1901
戦績5戦5勝。仏ダービー、パリ大賞典。母系はザフライングダッチマン。
■テディ 1913
戦績8戦6勝。仏ダービー(代行レース)。母の父はベイロナルド。フランスで種馬になったが後にアメリカに輸出されている。この血統の影響力はかなりのものがあると思う。ノーザンダンサー産駒の有力種牡馬のダンチヒ、ストームバード、ニジンスキー、ノーザンテーストの母系になっているし、サンデーサイレンスの母系でもある。この血統はネアルコが繁栄する以前にアメリカで一番活躍していたといっていい血統です。確か産駒のサーギャラハッドやブルドッグの方が先にアメリカに輸出されてます。日本で言ったらクロフネの後にフレンチデピュティが輸入されたのと同じように後からテディは輸出されたはずです。ただサーギャラハッドやブルドッグは競走馬としてはフランスで走り、種馬としてアメリカで成功した馬ですけれど。今に繋がっているダマスカス系はテディがアメリカに行ってから生まれた産駒から出ています。サンデーサイレンスの母系もそのダマスカスの近親です。ここで少し書いておきたいのはフランス血統についてです。テディ系もそうなんですが、ザテトラーク、セントサイモン、ファイントップなどもフランス経由で発展したマイナー血統です。それ以外にもモンジューやキングマンボ、ノーザンテーストなど現在活躍している主流系のなかにもかなりフランス経由が多いように思います。この辺の理由がなんなのかを探るなら、あの深い芝にあるのではないでしょうか。アメリカのダートや日本の軽い馬場とは違う筋肉を使わなくてはあの芝で勝つことは出来ないでしょう。筋肉のつき方を見て馬の力を判断することなど私には出来ませんが、馬力があるんだと思います。馬力があるといわれるナスルーラの母系にはザテトラークが入っています。東京が強いといわれているトニービンは凱旋門賞に勝っています。馬力の源泉はフランスにあるといえるのではないでしょうか。フランスの競馬がある程度のレベルを維持している限りフランス血統の存在価値はこれからも衰えることはないと思います。下にテディ系をいくつか書いておきます。
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■サーギャラハッド 1920
戦績25戦12勝。ジャックルマロワ賞。仏ダービー3着。母系はカーバイン。アメリカで種馬になり4度リーディングサイアーになっている。ダンチヒやノーザンテーストの母系。ボワルセルとブルドッグは兄弟。産駒の3冠馬ギャラントフォックスとその兄弟のファイティングフォックスからそれなりには広がりました。
■ギャラントフォックス(1927)10戦9勝。3冠馬。☆フレアズ(1933)英チャンピョンステークス、アスコットゴールドカップ。☆チョップチョップ(1940)カナダリーディングサイアー。☆ヴィクトリアパーク(1957)プリークネスステークス2着、ケンタッキーダービー3着。ノーザンテーストの母の父。
■ ファイティングフォックス(1935)35戦9勝。ウッドメモリアル。☆クラフティアドミラル(1948)米古馬チャンピョン。☆アドミラルヴォヤージ(1959)ウッドメモリアル。ダンチヒの母の父。
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■ブルドッグ 1927
戦績8戦2勝。競走馬としてはたいした成績は残していません。しかし兄が種馬として成功したためにアメリカで種牡馬入りし、リーディングサイアーにまでなりました。母系はカーバイン。ボワルセルとは兄弟。
■ブルリー 1935
戦績27戦10勝。ケンタッキーダービーとホープフルステークスとシャンペンステークスで3着。5度リーディングサイアーになっていますが、後継はそれほど広がりませんでした。母系はハーミット。
■ブルペイジ 1949
戦績21戦9勝。カナダ年度代表馬。ニジンスキーの母の父。母系はブラックトニー。
■ニュープロヴィデンス 1956
戦績41戦10勝。カナダ3冠馬。ストームバードの母の父。母系はハリーオン。
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■サンテディ 1933
戦績18戦8勝。トラヴァースステークス2着、ホープフルステークス3着。母系はサンドリッジ。
■サンアゲイン 1939
戦績34戦15勝。プリークネスステークス2着。母系はドミノ系。☆パレスティニアン(1946)45戦14勝。ブルックリンハンデ。☆プロミスドランド(1954)77戦21勝。スペクタキュラービッドとスキップトライアルの母の父。☆アンダースタンディング(1963)87戦7勝。サンデーサイレンスの母の父。サンデーサイレンスの母のウィッシングウェルはG2勝ちがあったが血統が悪かった。サングローの方からはソードダンサーやダマスカスが出ているが、こちらの方は種馬をやっていられるのが不思議な成績しか残していない。ウィッシングウエルの血統的な妙味をあえて探せば母系のハイペリオンがニックスで重なっているぐらいか。しかしその血統もアルゼンチン経由でそんなに魅力があるようには思えない。ただサンデーサイレンスにはハイペリオンが入っていなかったので悪くはないのかもしれない。ヘイロー産駒の活躍種牡馬の特徴は、母系にマームードが入っていてそれがインブリードになっていることで、この血統もそれには当てはまる。母系の血統は確かに悪いが、逆にそれによってインブリードが良く効いているのかもしれない。日本には血統が悪いために売られてきたことを考えると、見た目の血統の悪さに感謝しなくてはいけないのかもしれない。
■サングロー 1947
戦績45戦9勝。シャンペンステークス3着。母系はフェアプレイ。
■ソードダンサー 1956
戦績39戦15勝。ベルモントステークス、メトロポリタンハンデ、ウッドワードステークス、ジョッキークラブゴールドカップ。ケンタッキーダービー2着、プリークネスステークス2着。ラウンドテーブルらと戦い、年度代表馬になる。母系はファラモンド。
■ダマスカス 1964
戦績32戦21勝。ベルモントステークス、プリークネスステークス、ウッドワードステークス、トラヴァーズステークス、ウッドメモリアル。ドクターファーガーらと戦った。母の父はマイバブ。この血統では最も有名な馬だろう。ただ後継は繋がってはいても広がってはいない。後継を繋げているのは、イースタンエコーからスイスヨーデラー、タイムレスモーメントからギルデッドタイム。オジジアン産駒のトウショウギアあたりは種馬にしたら面白そうですね
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