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ヨーロッパの血統を見て

昨日ヨーロッパの血統を見て面白いなと思いました。ただ、私が見ていた、スタリオンというサイトが今日になって、急にみれなくなったので、書こうと思っていたものがすべては書けないかもしれません。しかし、ある程度は、覚えているので、それだけでも書きたいと思います。だいたい、ヨーロッパの血統というと、ノーザンダンサーが主流です。まあ、イギリスなんかでは、デインヒル、サドラーズウェルズ、グリーンデザートなんかが上位を占めています。その中でも、サドラーズウェルズとグリーンデザートの母系には、ターントゥが入っています。サドラーズウェルズには、ボールドリーズン(父は、ヘイルトゥリーズン)、グリーンデザートには、サーアイヴァー(父はサーゲイロード)です。グリーンデザートは、ダンチヒなので、デインヒルを合わせると、イギリスの場合、ダンチヒ対サドラーズウェルズという構図と考えることができるかもしれません。ただ、サドラーズウェルズの弱点というかノーザンダンサーの弱点といってもいいと思うのですが、ニックスでの重なりが多いというのがあると思います。デインヒルは、ダンチヒの母系がテディ系なので、重なる頻度はそれほどでもありませんが、それ以外というかサドラーズウェルズなどは、ノーザンダンサーの母系がネイティヴダンサーですから、更にヘイルトゥリーズンが入っているとなると、2代続いて、ニックスで重なっていることになります。主流血統というのは、今までのパターンからいうと、ここまでが限界です。となると、モンジューや日本にいるオペラハウスもそうなのですが、ほとんどが、3代続けてニックスで重なっています。これが伸びるか伸びないかというのはあるのですが、恐らく伸びないのではないかと思います。まあ、今までのパターンからの話ですが。それでも、ガリレオの母系は、ミスワキでミスタープロスペクターですから、これだったら、問題はありません。ガリレオだったら、今までのパターンからいっても覇権を取る資格はあると言えるかもしれません。ガリレオは、去年イギリスのリーディングサイアーになりましたが、これからも期待できると思いますね。それで、私が昨日みていて思ったのは、とにかく、ターントゥの血がどの国の血統にも豊富に入っているということです。普通ターントゥといったら、アメリカで繁栄したのではないかと誰もが思ってしまうと思います。もちろん、リーディングの成績では、圧倒的に上位にいた馬はアメリカで多かったと思います。しかしですが、それにも関わらず、ターントゥの血は、ヨーロッパの血統に豊富に入っています。ターントゥというと、アメリカでそこそこ走っていて、それ以外となると大したことのない血統のはずです。競馬新興国といっていい日本だけです、主流をなしているのは。他にもいくつか上げると、オーストラリアのリーディングの上位にザビール、モアザンレディ、レッドランサムが入っています。南アフリカにもリーディングの上位にロベルト系のアルマフティとその産駒のヴィクトリームーンがいます。後は、今日はもうみれなくなってしまったので、昨日みたいい加減な記憶が頼りになるのですが、イタリアにも上位に何頭かいたのと、ドイツの去年か今年のリーディングのトップもそうだったような気がしました。まあ、意外と新興国には、入り込んでいるとはいえますが、しかし、伝統のあるイギリス、フランス、アメリカ、アイルランドといったところでは、父系としてはどんどん力をなくしているというのが現実だと思います。特にアメリカでは、最近のヘイルトゥリーズンの凋落は、すさまじいものがあります。ただ、こういった状況でも、ヨーロッパの血統には、ターントゥは、あきらかに必要とされています。もちろん、そこには理由があるはずなのですが、それは、やはり切れなのではないかと思います。芝のレースには、切れが欠かせないと考えるのなら、説明は付きやすいはずです。ちょっと、サンプルは少なくなりますが、今年のイギリスのベスト10に入っている種馬の血統にどれだけ、ターントゥが入っているか見てみたいと思います。

1 Cape Cross (IRE), 1994, by Green Desert

2 Pivotal (GB), 1993, by Polar Falcon

3 Galileo (IRE), 1998, by Sadler's Wells

4 Sadler's Wells (USA), 1981, by Northern Dancer

5 Oasis Dream (GB), 2000, by Green Desert

6 Montjeu (IRE), 1996, by Sadler's Wells

7

Dansili (GB), 1996, by Danehill

8 Giant's Causeway (USA), 1997, by Storm Cat

9 Nayef (USA), 1998, by Gulch

10 High Chaparral (IRE), 1999, by Sadler's Wells

上に書いてあるのが、現時点でのリーディング上位馬ですが、サドラーズウェルズとグリーンデザートの母系は、ターントゥです。2位のピヴォタルは、ヌレイエフ系ですが、ターントゥは入っていません。7位のダンシリは、デインヒル産駒ですが、3代母の父がロベルトです。8位のジャイアンツコーズウェイは、2代母の父がロベルトです。9位のガルチ産駒のネイエフには入っていません。となると、ピヴォタルとネイエフ以外には入っているということになります。もちろん、まだクラシックが終わったばかりぐらいですから、シーズンは3分の1が終わったぐらいですが、顔ぶれを見てもサンプルとしてふさわしくないということはないと思うので、入れ替わりがあるとしても、さほど中身が変わるわけではないと言えると思います。これは世界的に見ると、それほどでもないはずのターントゥが、血統には、どうしても必要なことを意味しているといってもいいすぎではないでしょうね。その理由となるとやはり切れなのだと思います。最近はアメリカで凋落してますが、逆にヨーロッパでは、重宝がられているといってもいいと思います。アメリカの場合は、サンデーサイレンスを残さなかったことや、エーピーインディの活躍で、第3の地位を築くことができなかったことがその理由でしょう。それに、切れという点で見るなら、アメリカは、ダートレースですから、切れよりもスピードが優先されると考えればいいのかもしれません。もちろん、スピードとか切れとかは、脚質みたいなもので、どちらが早いというものではありません。ただ、ダートと芝ではどちらがあっているといったことなんだと思います。ヨーロッパは、芝のレースですが、中身がどんどん変わってきているんでしょうね。切れ重視のレースをするようになっているというのは、この間のイギリスダービーやオークスを見ても感じました。走り方が、日本の馬に似ていました。前脚も交互に出す馬が多くなっていました。馬場をはじくかどうかというのは、そうも見えませんでしたが、しかし、これからどうなるのかは分かりません。とにかく、4肢で走るタイプが増えたというか、私の仮説では、ノーザンダンサーは、半分は、切れ、半分はスピードというものなので、切れる走りが4肢であるなら、ノーザンダンサーが主流を占めるイギリスで4肢が増えても不思議ではないと思います。何年か前までは、2肢で走るタイプのほうが明らかに多かったような気がしましたが、それは、かなり変わってきたようですね。最近のヨーロッパの勝ち馬を見ると、フランスにもターントゥは多くはいっているように思いました。今日になって、ちょっとみれなくなってしまったので、確認できないのですが、意外とフランスのほうがアイルランドなんかよりも、重賞勝ちの馬に限ってでしょうが、ターントゥが多く入っているような気がしました。アイルランドは、イギリスとさほどリーディングサイアーのランキングは変わらないはずですから、本当だったら、フランスよりもターントゥは入っていないはずはないのですが、たまたまだったかもしれませんが、フランスでも切れを必要としている現象というのは起き始めているのかもしれません。ナタゴラは、デヴァインライト産駒で、イギリスで1000ギニーを勝ちましたが、あの馬も切れがありますね。まあ、今の時点では、切れというとフランスよりは、イギリスで効果を発揮すると考えた方がいいのかもしれませんが、これからどうなっていくのかは分からないんじゃないでしょうか。それには、日本が供給できるかとかそういった問題もあると思います。ヨーロッパがこれだけ、ターントゥを必要としているのに、それは閉じこめているわけですから、なんの役にも立っていないといっていいでしょうね。ブエナビスタが凱旋門賞に行くと思いますが、私は前にも書きましたが、ブエナビスタの場合は、まずインターナショナルあたりで腕試しするのがいいと思います。とりあえず、イギリスのほうがフランスよりは、切れのある脚が効くはずですから、そこから日本馬にとっては難関の凱旋門賞にいくべきだと思います。ブエナビスタで日本の馬の強さを証明したところで、サンデーサイレンスを供給できるわけではありませんが、そのきっかけになることもあるかもしれません。

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