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昨日の続き

昨日は、リーディングの上位に、ターントゥの血統が入っている馬が多いと言うことを書きました。元々どの程度ターントゥがいてとか、それで現在こうなっていますと言う話ではないので、適当なところもありますが、それでも必要とされなければ血統からどんどん消えていくと考えるのなら、間違いなく必要とされているんじゃないでしょうか。それはヨーロッパを考えれば分かると思います。そもそもヨーロッパにターントゥはいません。ターントゥは、アメリカに輸入され、競走馬としても種馬としてもアメリカで活躍したからです。それにも関わらず、ヨーロッパでターントゥの力が必要とされているのは、今現在のリーディングの上位をみれば一目で分かります。ヨーロッパの場合、ターントゥは、ノーザンダンサー系の馬をアメリカから輸入したために、たまたま母系に入っていたものといってもいいかもしれません。サーアイヴァーは、イギリスダービー馬だったと思いますが、アメリカでもヨーロッパでも種馬をやっていましたから、そういったものもときどきみかけます。オーストラリアのザビールの血統はヨーロッパから出ていますね。後は、現在、レッドランサムとかも産駒がいるようですが、そういった父系としての血統というのは、本格的に活躍しているとはいえないと思います。レッドランサムからは、エレクトロキューショニストが出たので、なくなってしまったのは本当に惜しかったと思います。ただ、実際に結構ターントゥの種馬というのはいるとは思います。それでも、目立つ活躍がないのが実状だと思いますが、繁殖で力があるのなら、母系に入るのには十分なくらいの数はいるんじゃないでしょうか。もちろん、良質の種馬がいるというわけではないので、かなり微妙な感じはします。元々、ヨーロッパにはターントゥはいなかったわけですから、今現在のヨーロッパにターントゥが母系に多く入っているというのは、単なる偶然では説明が付くはずがありません。必要とされているといって間違いありません。それは、アメリカでもかわらないといっていいのではないかと思います。それも、ターントゥの特徴は切れですから、それがダート競馬のアメリカでも必要になっているというのは面白いですね。ダートの場合、切れよりもスピードが必要なはずです。レイチェルアレキサンドラのビデオをユーチューブ見ましたが、とんでもない馬です。レイチェルアレキサンドラのどこに切れがあるのかというなら、直線を向いたときに一気に突き放す脚じゃないでしょうか。あれも、私はサンデーサイレンス系の特徴としてあると思いますが、ターントゥからきていると考えていいように思いました。最近のアメリカでは、ミスタープロスペクター系というと、ディストーティッドヒューモアが、常にリーディングの最上位のほうにいますが、他には、スマートストライクやストリートクライなんかがいい馬を出してますね。カーリンやゼニヤッタなんかがそうです。こういった馬にもターントゥは入っています。ディストーテッドヒューモアには、母の母がヘイルトゥリーズンで、4代母がターントゥ産駒です。これは、一代おいて、牝系にターントゥが入っていますが、強い馬には、よくこの配合があります。ニックスに近い効果があると考えていいのではないかと思っています。スマートストライクは、カーリンを出しましたが、母系がターントゥですね。シアン系です。シアンというのは、本当にときどきしか見かけない血統です。ストリートクライは、マキャベリアン産駒です。マキャベリアンの母系は、ヘイローです。マキャベリアンというと、大した活躍血統だったとも思わないので、ここにきて、ストリートクライがケンタッキーダービー馬やゼニヤッタを出したのは、時代が向いてきたと考えることもできるんじゃないでしょうか。ミスタープロスペクター系で、他にもターントゥが深く関わっている血統があったら、それも後で書きます。

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